北上山地に分布する古第三紀アダカイト質流紋岩～高Mg安山岩と前期白亜紀アダカイト質累帯深成岩体

土谷 信高; 西岡 芳晴; 小岩 修平; 大槻 奈緒子

doi:10.5575/geosoc.114.S159

日本地質学会第115年学術大会　2008年　秋田　見学旅行案内書

北上山地に分布する古第三紀アダカイト質流紋岩～高Mg安山岩と前期白亜紀アダカイト質累帯深成岩体

土谷信高, 西岡芳晴, 小岩修平, 大槻奈緒子

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キーワード: アダカイト, 高Mg 安山岩, 前期白亜紀, 古第三紀, 北上帯, 菫青石

ジャーナルフリー

2008 年 114 巻 Supplement 号 p. S159-S179

DOI https://doi.org/10.5575/geosoc.114.S159

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抄録

花崗岩質大陸地殻の形成機構を明らかにすることは，地球の進化過程の解明に通じる重要な研究課題である．本案内書では，北上山地の前期白亜紀アダカイト質累帯深成岩体と古第三紀浄土ヶ浜流紋岩類の主要な岩体について，岩石学的特徴とその成因について述べた．これらのアダカイト類の岩石化学的多様性の成因には，スラブメルトとマントルおよび下部地殻との反応の程度の差が主要な役割を果たしていたと考えられ，スラブメルトの発生から上昇・定置に至る現象の解明に重要な位置を占めると考えられる．

責任著者(Corresponding author)

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