豊橋市自然史博物館 [日本]
名古屋大学大学院環境学研究科 [日本]
愛知みずほ大学 [日本]
2021 年 127 巻 6 号 p. 333-344
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
鮮新-更新統古琵琶湖層群は,三重県から滋賀県にかけて分布する湖沼および河川堆積物からなる.古琵琶湖層群からの哺乳類や貝類化石は,江戸時代の弄石(ろうせき)仲間では広く知られる存在であった.今回の巡検地である伊賀盆地(上野盆地)東方の大山田地域は,古琵琶湖層群の下部が分布し,日本の鮮新世を代表する化石を産出している.その熱帯~亜熱帯要素を含む淡水生動物化石は,伊賀非海生動物群としてまとめられている.この巡検では,それらが産出した地層を案内し,露頭の現地保全とその重要性について論議するものである.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら