地質学雑誌
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総説
現行堆積作用・堆積物研究の地質学への展開:
気象・地質イベントに関係した堆積作用と堆積物
池原 研
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2022 年 128 巻 1 号 p. 153-165

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抄録

現行堆積作用・堆積物の研究は過去数十年で大きく進歩した.最近の一つの進展は気象・地質イベントに関連して形成された堆積物とその堆積過程の研究である.気象イベントに関連したイベント堆積物の理解は国際的な物質循環と地層形成の研究プロジェクトにより大きく進展した.一方,地質イベントに関しては2004年スマトラ沖地震・津波や2011年東北沖地震・津波後の調査研究がイベント堆積物とその堆積過程の研究に大きな進展をもたらした.今後の現行堆積作用・堆積物の研究の進展のためには,堆積物の地質学的な研究と現場観測,実験,シミュレーションの統合が重要である.

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© 2022 日本地質学会
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