深田地質研究所 [日本]
2024 年 130 巻 1 号 p. 337-350
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
月山周辺部は,東北日本でも有数の地すべり地形の集中する地域である.この巡検では現在活動的あるいは近年活動した地すべりにおいてその活動の痕跡や活動史を確認する.また,月山西面の山体崩壊に伴う流山地形を観察しながら立谷沢川流域に入る.立谷沢川は荒廃河川で現在国直轄での砂防対策工事が行われている.最上川を閉塞する可能性のあった黒渕地すべりの対策跡も訪問し,この地すべりが川越地すべりであったことも解説する.最後に山形への帰路上で鮭川断層などによる新規の断層変位地形を見る.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら