認知症病棟における看護師による外耳道ケアの試み

杉浦 彩子; 竹内 さやか; 久田 真未; 住垣 千恵子; 内田 育恵; 中島 務; 鳥羽 研二

doi:10.3143/geriatrics.53.164

短報

認知症病棟における看護師による外耳道ケアの試み

杉浦彩子, 竹内さやか, 久田真未, 住垣千恵子, 内田育恵, 中島務, 鳥羽研二

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キーワード: 耳垢栓塞, 聴力

ジャーナルフリー

2016 年 53 巻 2 号 p. 164-167

DOI https://doi.org/10.3143/geriatrics.53.164

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抄録

難聴は認知機能低下のリスクであるが，高齢の認知症患者では耳垢栓塞の頻度が高い．我々は認知症病棟において看護師による外耳道の観察および耳垢水・耳洗浄処置を行った．耳鏡を用いた外耳道の観察を行いえた98名中32名（33％）に鼓膜の全くみえない耳垢を認めた．看護師による耳処置について同意の得られた22名中14名では耳垢水・耳洗浄のみで鼓膜確認可能となったが，8名は耳鼻咽喉科医による除去が必要であった．

責任著者(Corresponding author)

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