1．熊本地震の特殊性と高齢者の健康問題

安田 修; 池田 義之; 大石 充

doi:10.3143/geriatrics.54.120

老年医学update―被災地の高齢者医療

1．熊本地震の特殊性と高齢者の健康問題

安田修, 池田義之, 大石充

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キーワード: 熊本地震, 震災, 高齢者, 健康

ジャーナルフリー

2017 年 54 巻 2 号 p. 120-124

DOI https://doi.org/10.3143/geriatrics.54.120

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抄録

熊本地震では震度7の地震が2度観測され，特に熊本県益城町で観測された6.7という計測震度は国内で観測された揺れの中でも最大であった．発生から8カ月余りが経過し，地震後の急性期疾患についての報告は出始めているがまだ限られており，長期間の観察が必要な慢性期疾患についてはこれからである．本稿においては現在までに報告されたデータをもとに地震後の高齢者疾患について考えてみたい．

責任著者(Corresponding author)

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