日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
特集
2.百寿者・超百寿者の脳病理学的特徴
髙尾 昌樹
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キーワード: 百寿, 超百寿, 脳病理, 加齢, 長寿
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2018 年 55 巻 4 号 p. 562-569

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抄録

100歳を超える人,特に健康で100歳を迎えた人の脳病理所見を研究することは,加齢に伴う脳の変化を考える上で重要であると考える.実際,加齢とともに進展・悪化すると考えられてきた,アルツハイマー病の脳病理変化は,超高齢者において無制限に進行するわけではない.超百寿(110歳以上)の研究もふまえれば,むしろ病理変化の進行がみられていないともいえる.こういった加齢変化の少ない超高齢者の脳組織を用いた研究は,加齢変化のメカニズムを解明することにつながる可能性もある.

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© 2018 一般社団法人 日本老年医学会
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