日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
ポリファーマシー
1.ポリファーマシーの概念と対処の基本的考え方
小島 太郎
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2019 年 56 巻 4 号 p. 442-448

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抄録

高齢者は慢性疾患や老年症候群の増加にともない,ポリファーマシーになりやすい.ポリファーマシーにより薬物有害事象が増大するため薬の見直しが必要であるが,特に減薬は非常に難しい.ポリファーマシーの患者に対してはpotentially inappropriate medicationの見直しはもちろん,定期的に薬物有害事象や臓器障害,服薬アドヒアランスなどさまざまな問題点を多職種にて見直しをしていくことが必要である.

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© 2019 一般社団法人 日本老年医学会
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