日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
早老症研究の最前線
3.ハッチンソン・ギルフォード早老症候群
井原 健二
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2021 年 58 巻 3 号 p. 409-412

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抄録

ハッチンソン・ギルフォード早老症候群は遺伝性早老症の中でも超希少(全世界で350~400人)かつ特に重篤(平均寿命は14.6歳)な疾患である.LMNA遺伝子のエクソン11内の点突然変異c.1824C>T(p.Gly608Gly)が主因である.この変異により変異LaminAタンパク(Progerin)が合成されることが病態の本質である.本疾患の臨床症状,分子病理,診断基準や新しい治療法について概説する.

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© 2021 一般社団法人 日本老年医学会
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