2022 年 59 巻 3 号 p. 297-304
高齢心房細動患者の半分以上がpolypharmacyであるという現状がある.Polypharmacy患者は,併存疾患が多く,腎機能が低下し,フレイルである.Polypharmacy患者ではとくに出血と死亡率が高くなる.抗凝固療法を行う上では,ワルファリンは薬剤相互作用が多く,DOACも血中濃度に影響しうるP糖蛋白やCYP3A4の誘導・阻害薬薬剤との併用には注意を要する.本稿では,現時点で得られているエビデンスをもとに,高齢心房細動患者のpolypharmacyに対する原則的な対応について,著者の考えを示した.