2026 年 63 巻 1 号 p. 63-65
高年齢者における入浴時の傾眠,及び転倒の実態を明らかにすることを目的として,高年齢者,男女200名を対象とし,冬季の家庭における入浴状況に関する自記式質問紙調査を行った.入浴時の傾眠経験者は39名(男性12名,女性27名)で全体の19.5%,転倒経験者は15名(男性8名,女性7名),7.5%にみられた.また,湯温40℃以下で20分以上浸漬する群では,傾眠経験有の割合が91.6%と他の群に比較し著しく高かった(p<0.05).湯温が40℃以下であっても,一度に20分以上浸漬した場合,意識障害,溺死との関連性が疑われる傾眠傾向になると考えられた.転倒経験者は15名で,約13人に1人だった.