広島文理科大学植物学教室
1952 年 27 巻 1-2 号 p. 28-32
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1) エゾミズゼニゴケの染色体を主として醋酸オルセインで観察し, その他3種の染色液の結果と比較した.2) 醋酸オルセインで普通染色体の真正染色質及び性染色体の異質染色質に螺旋構造が見出された.3) 減数分裂におけるX及びY染色体の接合は真正染色質の部分のみで異質染色質の部分での接合はない.4) 醋酸オルセインは蘚苔類においても染色体のこまかい構造, とくに異質染色質の研究に好適な染色液と認められる.
Genes & Genetic Systems
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