抄録
訪問看護を利用して自宅で生活している2名の症例に対して電子版の包括的BPSDケアシステム®を1か月導入した。受け持ち看護師が認知症の行動・心理症状(behavioral and psychological symptoms of dementia : BPSD)をもつ2症例に対して、システムを使ってアセスメント、ケア実践、評価について入力をした。それを老年看護の研究者にウェブで送信した。研究者はその情報をもとにアクションプランを送信した。結果、システムで看護師と研究者の送受信は可能であり、各症例は1か月後も自宅での生活が維持できた。