抄録
本研究は,在宅看護論実習でのオンライン活用に対する看護学生の意見を明らかにすることを目的とした。2021 年度のA 大学3 年次看護学生48 名を研究対象者として,無記名式質問票調査を行った。質問項目は,訪問看護ステーションのオリエンテーション,最終カンファレンス,および訪問看護の実際を学ぶうえでのオンライン活用について,とした。結果,学生はオリエンテーションや最終カンファレンスについては,指導者や学生間の質疑応答や意見交換ができることを重視しており,それはオンラインでも可能との意見が多くを占めていた。一方,訪問看護の実際の様子については,学生間で意見が分かれた。オンラインで行った場合には,技術演習を組む必要がある。在宅看護論実習は,現地に赴くことに加え,オンラインを活用することで,学生の学びの広さと深さが増す可能性がある。