2026 年 5 巻 p. 97-109
若年女性の「やせ」および妊娠期の栄養不良が喫緊の課題となる中,妊婦に対する適切なたんぱく質などの摂取の推奨と行動変容の促進が求められている.しかし,周産期医療において継続的かつ実践的な栄養指導の担い手が不足している.そこで本研究では,妊婦の栄養状態改善に向けた働き掛けにおいて助産師がどのような役割を担っているのかを明らかにするため,アンケート調査およびインタビュー調査を実施した.その結果,助産師は妊婦との接触頻度が高く,たんぱく質摂取の推奨を通じて自発的な行動変容を促す伴走者として重要な役割を担い得ることが示された.