日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
金属酸化物の加硫能力の検討
ポリサルファイドゴムの常温即時加硫法の研究 (第1報)
安田 周治
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1966 年 39 巻 4 号 p. 261-265

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抄録
ポリサルファイドゴムは常温で硬化しうる特色を持っており, その硬化剤として従来二酸化鉛が主として使用されている.各種酸化剤の縮合能力をその分子量から検討するために, それら酸化剤の添加後の粘度上昇を調べた結果, 過マンガン酸カリウムが卓越した加硫能力を示すことを新らしく知見した.
さらに赤外線吸収スペクトルによって反応時のポリサルファイド末端基SHの減少状態を調べ, これより反応度の近似値を求め, さらにポリ縮合度を求めた結果, 酸化剤として, 二酸化鉛, 二酸化マンガンと二酸化鉛の混合物4(%)を用いた場合はいずれも縮合度は3~6に過ぎないが, 過マンガン酸カリウム4(%)を使用した場合には, 35℃における反応開始40分後の縮合度は約17に達し, 前2者に比較して卓越した縮合能力を発揮することが認められ, 粘度による検討結果とよく一致している.
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© 一般社団法人 日本ゴム協会
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