日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
ゴムの破壊過程の研究 (その5)疲労破壊での臨界クラックと疲労破壊機構
藤本 邦彦右田 哲彦
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1980 年 53 巻 12 号 p. 730-737

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抄録

加硫物の疲労破壊機構を検討するため, 一軸定応力繰返し過程でのゴム分子鎖切断, 表面クラック発生及び疲労破壊での臨界クラックについて検討し, 疲労破壊は, 繰り返し過程で局所的に生成したゴム分子集合鎖の破断エネルギーの伝ぱにより発生したクラック, あるいは, その生長したクラックが限界値を超えた場合に, 系は不安定破壊となる. この条件を満さない時には, 応力の再配分, 平均化と構造変化及び内部破壊の過程を繰返すと推論した.

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© 一般社団法人 日本ゴム協会
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