日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
テレビジョンカメラを使用した自動引張試験機の開発
三橋 健八伊藤 裕幸
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1980 年 53 巻 5 号 p. 301-308

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抄録
本報告の目的はゴムに代表される粘弾性体のように破壊に至るまでの変位量が5~10倍にも達する大変形試験においてダンベル状試験片の標線間伸び率を試験片より離れた位置からテレビジョンカメラ(TVカメラ)を利用して自動測定する方法を示すものである.
TVカメラを利用して時々刻々変化する標線間長さを自動的に測定する本装置の大きな特徴はTVカメラの面走査を利用して試験片表面の標線と標線以外の部分の明度の差をTVカメラ出力信号として取り出し標線間隔をデジタルデータに変換する方法と, TVカメラの視野から試験片のみの信号を取り出すゲート回路技術とを組合わせる方法である. これにより恒温槽内の自動引張試験を可能にし, 同時に測定精度を (バラツキ1/3に減少)向上させ, 1~3名の省人を可能にするなどの大きな効果を上げることができた. 更に, 本装置はTV式の利点を利用して恒温槽内のクリープ試験や応力緩和試験, また低伸長応力試験などにも応用することができる.
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© 一般社団法人 日本ゴム協会
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