日本ゴム協会誌
Print ISSN : 0029-022X
各種ゴムの低温プラズマ中での挙動
田崎 美智子林 武明本間 輝武
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1990 年 63 巻 2 号 p. 96-101

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抄録
ポリマー材料の高機能化の方法の一つとしてプラズマ処理が有効である. これは材料表面の物理的, 化学的改質であって本質的には被処理剤のエッチング又は重合である. エッチング又はプラズマガスが被処理剤に結合した場合は重量変化を伴う. この重量変化を水晶振動子(QC)の振動数変化を測定することで, プラズマ照射によるポリマー材料の挙動を検討した.
QCは市販品を金属ケースを取り除いて用いた. 主としてゴムを試料とし, そのトルエン溶液をQC表面に塗布した(この塗布QCをc-QCとする). c-QCをプラズマ反応器中にセットして, 種々の条件でArプラズマ処理を行った.
BR, NR, NBR, CR, EPなどの試料ではいずれも振動数の増加が認められエッチング反応が進行していることが確かめられた. このエッチングとゴムの種類との関係は更に検討を要するが, 実験室的な小型プラズマ反応器中のモニターとしてQCが充分に利用できることが明らかとなった.
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© 一般社団法人 日本ゴム協会
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