日本草地学会誌
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暖地型マメ科牧草ファジービーン(Macroptilium lathyroides (L.) Urb.)の茎部および根部における刈取り後のアミラーゼ活性および炭水化物含量
浅野 陽樹飛佐 学下條 雅敬増田 泰久
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2003 年 49 巻 1 号 p. 16-22

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抄録

暖地型マメ科牧草ファジービーンの再生における再生速度,根茅部のアミラーセ活性および炭水化物含量の関係について,刈取り後の生育温度を変えて比較検討した。3および6日目の再生乾物量が高い処理区ほど,茎部のデンプン含量は低下した。刈取り時における根茎両器官の比較において,グルコース含量は茎部で,スクロース含量は根部で高い値を示したが,刈取り後にはグルコースは茎部で,スクロースは両器官で減少した。再生6日間において,全アミラーゼ活性はほぼ一定の値で推移したか,α-アミラーゼ活性は生育温度および再生日数との間にそれぞれ正の相関を示し、6日目には茎においてデンプン含量との間に負の相関関係を示した。

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© 2003 著者
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