抄録
トウモロコシの部分耕栽培を年に2回組み入れた「イタリアンライグラス-トウモロコシ-トウモロコシ」体系において,年間分の堆肥を秋のイタリアンライグラス播種時に施用する場合の適切な化学肥料の施用体系を検討した。秋に年間分の堆肥を一括して施用し,化学肥料を通常の施用量より少なく調節した体系(堆肥施用量:9t/10a,イタリアンライグラスの施肥窒素量:6kg/10a,部分耕災害による1期作目トウモロコシの施肥窒素量:7.5kg/10a,部分耕栽培による2期作目トウモロコシの施肥窒素量:9kg/10a)は,秋に慣行量の堆肥を施用し,通常量の化学肥料を施用した体系(堆肥施用量:3t/10a,イタリアンライグラスの施肥窒素量:10kg/10a,慣行栽培による1期作目トウモロコシの施肥窒素量:15kg/10a,部分耕栽培による2期作目トウモロコシの施肥窒素量:12kg/10a)と同等の年間乾物収量を示した。