飼料用米の乾燥調製経費の削減に向けて,高水分対応インペラ式籾摺り機と循環式乾燥機を用いて,生籾米を脱ぷ後,熱風乾燥する玄米乾燥体系と慣行の籾米乾燥体系を比較した。その結果,乾燥に係る作業時間,灯油消費量,電力消費量は前者で50%以上削減され,張込みおよび排出時の作業性も大幅に改善された。脱ぷ作業を含む体系間の比較でも歩留まりは同等で作業時間,電力消費量は前者で大幅に削減された。飼料成分は籾殻混入率の増加に伴い,前者で繊維成分がやや高まり,TDN含量がわずかに減少するものの,その他の飼料成分,総TDN重量およびアミノ酸含量は,両体系間で有意な差は認められなかった。以上の結果より,玄米乾燥体系では,慣行体系と比べて,歩留まりや大部分の飼料成分値は同程度のままで乾燥効率を高められることが明らかとなった。