2024 年 70 巻 2 号 p. 57-60
最新の四倍体中生イタリアンライグラス品種について,寒冷地における収量性および耐倒伏性と,中山間地における耐雪性を評価した。供試した5品種とも収量性について差はなく,最新の四倍体中生品種「タチサカエ」,「ゆきつよし」および「フウジン」は,寒冷地の平地であれば十分に栽培できた。特に「ゆきつよし」は,根雪期間が100日を越える中山間地であっても「ナガハヒカリ」と同等の耐雪性を示した。耐倒伏性については,「ナガハヒカリ」と「ゆきつよし」は出穂始日の前後から倒伏し始め,「タチサカエ」はこの2品種よりもやや優れる傾向であった。耐雪性品種についても,「フウジン」や「ヒタチヒカリ」並みの耐倒伏性の付与が必要と考えられた。