信州大学育成の極早生ライムギ「SUR-10」および「SUR-12」(以下「育成2系統」と記す)の飼料成分について,極早生~早生の市販品種と比較した。生育特性から,育成2系統は市販品種よりさらに熟期が早く,高冷地における二毛作体系に適していると考えられた。OCWについて,育成2系統は低い値を示した。飼料有機物中の高消化性区分を示すEDOM(OCC+Oa)/DMおよびOCW中のOaの割合について,育成2系統は高い傾向を示した。推定TDN/DMについても高い傾向を示し,育成2系統は出穂期刈りで優れた飼料特性を持っていることが示され,今後,高消化性に係る特性との関係や,二毛作体系における乾物収量やTDN収量など検討していく必要があると考える。