日本草地学会誌
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土壌三相の変化と大豆の生育
松井 英太郎池田 実
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1962 年 8 巻 3 号 p. 185-189

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抄録
以上の結果は次のように要約することができる。1.本試験は作物の生育と土壌三相との関際について大豆早生種(改良白目)を用いポットで試験を行なったものである。2.沖積土を用い1ポット当り過石3g,塩化加里1g,炭酸石灰2.5gを与えた。土壌水分は容水量の40%(A),60%(B),80%(C)とした。3.大豆の生育はCの場合最良,Bの場合これにつぎ,Aの場合は最も劣る。AよりCに変える時期の早い程生育は良い。BよりCに変える時も同様であるが,BよりAに変える時は早い程劣る。4.収穫物調査の結果は生育調査の結果と大体同じような傾向を示している。5.粗蛋白質含量はAの時に最も多く,BこれにつぎCの時は最も少ない。AからC,BからC,CからAまたはBに変えた時の結果も同じような傾向を示す。
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© 1962 著者
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