地理学評論
Online ISSN : 2185-1719
Print ISSN : 0016-7444
ISSN-L : 0016-7444
北日本の完新世の気候変化
阪口 豊
著者情報
ジャーナル フリー

1961 年 34 巻 5 号 p. 259-268

詳細
抄録
ここでいう完新世とは現在まで続くユースタティックな海面の上昇が始まつたとみなされる, Würm最盛期終末以後を指すことにする.本州中部以北の泥炭地とその周辺の地形の研究によつて,完新世の気候変化について次のような知見を得た.完新世初期には気候は現在よりもはるかに寒冷であつたが,その後気温は上昇し,乾燥した.しかし, B. C. 1,000年頃に気候は急変し,気温は低下し,湿潤になつたが,紀元前後に再び乾燥化した.
著者関連情報
© 公益社団法人 日本地理学会
次の記事
feedback
Top