地理学評論
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大阪平野北西部の地形発達史
岡 義記
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1963 年 36 巻 6 号 p. 309-322

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抄録
大阪平野北西部の地形は,造盆地運動に2回の海進と2回の海退によつて説明される.盆地の中央部付近では,海進期には粘土層が厚く堆積したが,海退期には陸化した.周辺の隆起部では,堆積作用を受けず,盆地の中部に向つて傾斜する侵蝕面が形成された.盆地の中央部付近に埋没した海退期の礫層の一部は,周辺の台地の礫層面に対比される.造盆地運動は,継続的に活動し,周辺部には傾斜する台地面を,中部付近には,海退期の粘土層の堆積作用を促進させた.
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