東京大学地理学教室
1965 年 38 巻 4 号 p. 270-276
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ペルー漁業は第二次世界大戦時に欧米向罐詰用魚の漁獲によって発展の契機を見せ,飼料魚粉用アンチョべ一タの漁獲に転換することによって,漁獲量は急増した.アンチョベータ漁業の発達は,小規模の漁業経営体を多量に作りだし,漁業労働者層を形成した.魚粉加工工揚は,世界的にみて小規模であり,主としてペルー民族資本によると考えられるが,近年外国資本の進出も目立つ.魚粉は大部分が欧米諸国に輸出されるため,ペルーの輸出物の構成にも変化が起っているが,依然として原料輸出的性格は変らない.
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