抄録
当所では次世代の放送システムとしてスーパーハイビジョンの研究開発を行っている.ハイビジョン方式の4倍となる走査線4320本のスーパーハイビジョン映像をPDPで表示するためには,アドレス駆動の高速化が必要となる.しかし,高速アドレス駆動では放電の不安定さによる画質の劣化が問題となる.そこで本報告では,多ライン数のPDPを安定駆動するためのマルチライン同時走査法を提案し,本手法による表示画質を主観評価実験により評価した.その結果,本手法を発光重みの大きいサブフィールド表示に適用した場合に,画質劣化が顕著になる事が分かった.また,表示データの決定手法に,誤差最小法が有効である事を確認した.