地理学評論
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北アルプス,劔沢の岩屑丘について
関根 清
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1969 年 42 巻 2 号 p. 123-137

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抄録
北アルプスの劔岳・立山間の劔沢において,その谷頭に累積している岩屑について,岩屑の重なり方.岩種・風化および地質から岩屑が運搬されてきた方向とその新旧を調べた.
(1) その結果,劔沢谷頭部に累積している岩屑を測量基点番号72, 73, 74, 28, 77を結ぶ線の南北方向を境にして,東西で全く異なる方向から運搬堆積した岩屑丘に二大区分した.
すなわち, (a) その供給源が南西方向で代表される閃緑岩の岩屑が卓越する岩屑丘. (b) その供給源が南方向で代表される花崩岩の岩屑が卓越する岩屑丘である.更に,これら各々の岩屑丘をその供給源が,(イ)谷に平行な方向,(ロ)側壁からの方向とする岩屑丘に細分した.
(2) 岩屑の風化の程度から新旧の二種に分け,旧岩屑丘の生成時期を二回に分けた.
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