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アコヤ養殖真珠は約 1.5 ㎜から 10 ㎜を超える大珠まで生産されている。中でも珠のサイズが5㎜未満の真珠は、真珠業界で通称「厘珠」(リンダマ)と呼ばれてきた。それらの中には時折、ユニークな素材として 2 個や3個の厘珠が養殖中に偶然癒着したものが有る。これらはツイン珠(双子)や三つ子として流通している。
これらの真珠内部を観察するために μ- CT (X-ray computed micro‐tomography)で確認したので紹介する。一方で、小粒サイズのアコヤ養殖真珠と称するものに淡水養殖真珠が混入している事も報告されており、容易な鑑別法の模索も行われている。それらの母貝鑑別の現状と問題点についても簡略に報告する。