歯冠修復物の接着強さー熱サイクル印加時の荷重の影響ー

抄録

歯冠修復物と歯間の間で熱膨張の異なるインレー、クラウンを装着したとき、インレーでは歯冠部歯質より熱膨張の大きいとき、クラウンでは逆に小さいとき熱サイクルを加えると接着力が急激に下がることが判明している。しかし、実際の口腔内では咀嚼の荷重下が普通であるために近づけて55℃と5℃の水に浸漬の間で咬合圧に相当する荷重を加え、そのときの影響を調べた。