主催: 日本歯科理工学会
貴金属合金鋳造時の黒色化を防止するために、鋳型中の酸素濃度を低下させる目的で、4種の純金属粉末を埋没材に添加した。ボロンまたはアルミニウム粉末を添加した埋没材を用いると、貴金属合金鋳造体表面の黒色化を防止できることを報告した。今回は高温での鋳型を塩基性にするため、Mg(OH)SUB2SUBとCa(OH)SUB2SUBを埋没材に添加した。Mg(OH)SUB2SUBまたはCa(OH)SUB2SUBを添加した埋没材を用いると金銀パラジウム合金鋳造体の黒色化を防止することが分かった。また、Mg(OH)SUB2/SUB添加ととCa(OH)SUB2SUB添加の間には差が無かった。