日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成17年度春期第45回日本歯科理工学会学術講演会
セッションID: A-22
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生体応用に向けたカーボンナノチューブ焼結体の特性評価
*王 蔚近藤 英臣横山 敦郎宇尾 基弘大川 昭治赤坂 司菅原 敏大森 守亘理 文夫
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抄録
現在のチタンインプラントのヤング率は100Gpaと骨の20GPaに比べ、高すぎるために応力集中、骨の非薄化を生ずる欠点がある。多層カーボンナノチューブ(MWCNT)は軽量で為害性の少ない生体材料として有望であり、放電プラズマ焼結法によりポリカルボシラン(PCS)を用いてMWCNTの固化を試みた。焼結体のヤング率は10GPa、密度2.16g/cm3 、ビッカース硬さ74.2と骨とほぼ類似する物性を示した。細胞毒性試験によりとも為害性が少ない結果が得られた。
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© 2005 日本歯科理工学会
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