主催: 日本歯科理工学会
Octacalcium phosphate (OCP)とコラーゲンを組み合わせた複合体(OCP/Col)は、操作性が向上し優れた骨再生能が確認されている。本研究では更なる骨再生能の可能性を検討する為、OCP顆粒径を4種類、熱架橋温度を3種類に分けた材料を用意し、ラット頭蓋骨欠損モデルに埋入し検討した。150℃OCP/Col埋入群では、欠損全域に新生骨の形成がみられ、φ53~300µm埋入群が母床骨と類似したX線不透過性を示した。以上より150℃φ53~300µmOCP/Colがよりよい骨再生能を有することが示唆される。