抄録
フッ素徐放性修復材料の二次う蝕抑制効果については、多くの研究がなされている。奥田らは、フッ素徐放性修復材料の二次う蝕抑制効果を、レーザー顕微鏡による簡便な評価法を用いて評価した。(日歯保存誌, 43, 116, 2000.)本研究では、同様の方法を用いて、合着用セメントに焦点を絞り、従来型合着用セメントとレジンセメントについて二次う蝕抑制効果をレーザー顕微鏡にて検討した。
以上より、合着用セメントであるEL、CAはグラスアイオノマーセメント、レジンセメントに比べて耐酸性に劣る材料であり、さらにフッ素徐放性材料では窩洞周囲に耐酸性層が認められることがわかった。このことからフッ素徐放性を有する合着材料を用いることが、より二次う蝕を抑制できる可能性が示唆された。