肺癌
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症例
肺の孤立性扁平上皮腺上皮混合型乳頭腫の2手術例
山本 恭通戸矢崎 利也小阪 真二
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2013 年 53 巻 7 号 p. 856-862

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抄録
背景.肺良性腫瘍乳頭腫のうち,孤発性乳頭腫の一組織型である扁平上皮腺上皮混合型乳頭腫(混合型乳頭腫)は,癌化の報告もある稀な疾患である.症例.症例1は49歳男性.右S8に胸膜陥入像と毛羽立ち像を伴う28 mmの充実結節陰影を認め,FDG-PETでSUV 14.8の集積を示した.血清CEAは5.2 ng/mlであった.気管支鏡下生検で高分化型扁平上皮癌と診断した.右肺下葉切除とリンパ節郭清を施行した.術後病理診断は混合型乳頭腫であった.症例2は72歳男性.閉塞性肺炎を発症し,気管支鏡検査で左B6気管支がポリープ状腫瘤で閉塞していた.生検で扁平上皮癌と診断した.血清SCCは1.6 ng/mlであった.左B6気管支楔状切除を伴う左S6区域切除とリンパ節郭清を施行した.術後病理診断はB6気管支内腔に発育する混合型乳頭腫と0期の扁平上皮癌であった.結論.肺の混合型乳頭腫は術前の診断確定が困難である.生検検体だけでは限界があり正しく診断されないこともあるので,完全切除を行い診断確定と癌化の有無の確認が必要である.
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© 2013 日本肺癌学会
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