肺癌
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骨肉腫肺転移例の臨床
高橋 邁橋本 邦久三浦 千司桜井 実赤林 惇三
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1972 年 12 巻 1 号 p. 27-35

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抄録
著者らが検索した骨肉腫肺転移例25例では胸部レ線像が多発性陰影を示すものが多く, 孤立性陰影で肺切除を行なった4例においても切除肺の組織学的検索により多発性の微小転移巣がみとめられた. 骨肉腫の多くは早期に肺転移を起こすので, 原発巣手術後定期的にレ線検査やRI検査を行ない肺転移巣の早期発見に努め, かつ肺転移巣摘除例では術後制癌剤療法を併用して再発を防止することが治療成績改善上重要であると考えられた.
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© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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