大阪府立成人病センター呼吸器科
1980 年 20 巻 1 号 p. 49-57
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胸部X線像で腫瘤陰影を認めず, 喀疾細胞診で早期癌にみられる癌細胞 (扁平上皮癌) が証明され, 気管支鏡により肺門部早期肺癌と診断されたが, 外科的切除困難な2症例を経験した.1症例には化学療法 (BAI) を, 他症例には放射線療法を行ない, 気管支鏡的に腫瘤の消失をみた.この後両者に免疫療法を行い, 再発を認めず長期生存している症例を報告し, これらの治療と早期肺癌の細胞診所見につき考察を加えた.
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