京都桂病院・呼吸器センター
1987 年 27 巻 3 号 p. 247-255
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過去10年間に経験した肺多発癌は6例で, すべて60歳代の男性であった.6例とも両側性であり, 同時性が2例, 異時性が4例で第1, 2癌とも同じ組織型は2例であった.肺多発癌の診断に際して再発あるいは転移性肺癌との鑑別が問題となる.第1, 2癌とも外科的切除を行い得たものは3例であり, いずれも第2癌の術後生存中である.残存肺機能によっては第2癌の外科的切除により, さらに長期生存が期待できる.
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