癌研究会附属病院外科
癌研究会附属病院病理部
1987 年 27 巻 3 号 p. 263-270
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肺切除肺癌532例中, 重複癌は60例11.3%であり, 重複する臓器は大腸が最も多く, 肺癌組織型では扁平上皮癌の比率が肺単独癌に比して高かった.重複癌の約1/2を占める異時2重癌肺後発例は, 肺先行例に比較して (1) 先行癌との間隔が長い (2) 腺癌の比率が高い (3) 進行例が多い (4) 肺癌死が多い (5) 予後が悪いという傾向がみられる.重複癌といえども早期発見により予後の改善が得られる可能性が示唆される.
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