国立療養所南岡山病院外科
国立療養所南岡山病院内科
国立岩国病院研究検査科病理
1989 年 29 巻 2 号 p. 185-191
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症例は50歳男性で胸部X線検査にて右上肺野の腫瘤影を指摘され入院した.気管支鏡下の生検にて線維腫の疑診を得たが, 腫瘤の急速な増大傾向より臨床的に悪性を疑い, 右上葉切除術を施行した.腫瘍の大きさは4.5×4.0×4.0cmで, 病理組織診断は線維肉腫であった.そして, 術後2年間の経過観察により, 他臓器での発生は見られず肺原発の線維肉腫と診断した.また本邦原発性肺線維肉腫23報告例を集計して, 臨床的検討を加えた.
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