頭蓋骨に骨転移様孤立性骨硬化を伴った肺腺癌の1例

斎藤 裕; 北川 清秀; 山端 輝夫; 増田 信二; 北川 正信

doi:10.2482/haigan.31.279

斎藤裕, 北川清秀, 山端輝夫, 増田信二, 北川正信

著者情報

ジャーナルフリー

1991 年 31 巻 2 号 p. 279-283

DOI https://doi.org/10.2482/haigan.31.279

詳細

抄録

右後頭側頭部に孤立性巨大骨シンチ集積像を認める35歳肺腺癌症例を経験した. 骨病巣は肺癌の骨転移と診断し, 肺原発巣切除と右後頭骨切除を行った. 骨病巣は癌転移のない骨硬化で, 肺癌との関係は明らかでなかった. 原発巣根治手術の機会を逸しないよう, 孤立性骨シンチ集積部位に対して積極的に生検や切除を行うべきと考えられた.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）