東京都立駒込病院外科
東京都立駒込病院病理科
1995 年 35 巻 7 号 p. 943-947
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症例は38歳, 男性.咳漱, 労作時呼吸困難を自覚, 近医を受診し, 胸部多発異常陰影と心雑音を指摘され紹介入院.入院時, 血清LDH, NSEが高値であった.転移性肺腫瘍が疑われたが精査の結果他臓器に異常はなく, CT下生検にて肉腫と診断された.左肺部分切除および右中下葉切除を行った.病理組織学的に肺動脈幹に近い右下肺動脈原発の平滑筋肉腫と診断された.断端に放射線治療を追加したが, 脳転移, 腹腔内転移, 局所再発にて術後3カ月で失った.
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