東京医大外科
中央鉄道病院
1969 年 9 巻 3-4 号 p. 3-10
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肺癌の診断向上策の一つとして教室では独自の穿刺針を考案し, 93例の胸部疾患に計105回の経皮穿刺生検を行った. 肺癌における診断率は45例中41例 (91%), 2cm以下の小型のものでは9例中7例 (78%) の成績で, 特に末梢発生の小型癌に対しては有力な診断法であることを認めた. 合併症として喀血, 気胸, 膿胸など計7例で, これらはいつれも軽症であった.本穿刺針はその安全性から広く胸部疾患の診断に応用しうる.
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