レプラ
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癩患者の體温日周差とこれに及ぼす抗ヒスタミン劑の影響
波多 治
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1952 年 21 巻 2 号 p. 51-54

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抄録
私は癩患者に早朝起床時より就寝時まで1時間毎に口腔舌下温を測定して,該患者の体温日周差の状況を検するとともに,該患者に抗ヒスタミン剤であるレスタミン1日100mgを服用させたときの体温日周差の変動を検して,次のような成績を得た。
(1) 神経癩患者の体温日周差は一般健康人のものと軌を-にした状態にあり,抗ヒスタミン剤の服用によつても認むべき変化はない。
(2) 結節癩患者においては一般健康者には見られないような著るしく凹凸に富んだ不規則な経過を辿る者が多く,このような患者は常に「ぞくぞく」する「さむけ」を訴えていたが,かかる患者に抗ヒスタミン剤を服用させると,体温日周差は一般健康者に相似したものに近ずくとともに,服用前の「ぞくぞく」する「さむけ」も消失する。
(3) 斑紋癩患者においては一般健康者の体温日周差の状態と全く軌を一にするものとは云い難いが,結節癩の多くの患者に見られるような著るしい凹凸不規則な経過も,異常な「さむけ」の感覚も認められない。
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© 日本癩学会
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