アイソトープ・放射線研究発表会
Online ISSN : 2436-4487
第58回アイソトープ・放射線研究発表会
セッションID: 18001-26-01
会議情報

ポスター発表
エックス線照射による膜脂質過酸化に対するドパミンの影響
*加藤 信哉桑田 啓子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

放射線による生物影響のターゲットは主にDNAであるが、この他に膜脂質過酸化を起点とするものがあるとされる。ドパミンは自動酸化により活性酸素を生成しつつo-キノンや鉄のリザーバーでもあるメラニンへと変化して、神経細胞の膜脂質過酸化を引き起こす。脳腫瘍の治療では放射線療法が用いられているが、放射線照射下におけるドパミンの膜脂質過酸化に対する影響については十分に解明されていない。本研究では不飽和脂質を含む脂質膜モデル(リポソーム)を用いて、これにドパミンを添加してエックス線照射を行い、膜脂質過酸化に対するドパミンの影響を調べた。

著者関連情報
© 2021 公益社団法人 日本アイソトープ協会
前の記事 次の記事
feedback
Top