アイソトープ・放射線研究発表会
Online ISSN : 2436-4487
第58回アイソトープ・放射線研究発表会
セッションID: 29009-10-01
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口頭発表
新規イメージング技術を用いたα線放出核種の組織内局所線量評価の基礎検討
*右近 直之鷲山 幸信趙 松吉織内 昇西嶋 剣一城寳 大輝下山 彩希高橋 和弘伊藤 浩
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抄録

一般的にα線放出核種から放出されるa線は飛程が短いため対象から離れた場所での可視化は難しい。しかし、近年ZnSシンチレータとCCDカメラレンズを応用したアルファカメラやiQIDカメラという新規の画像装置の開発によりex vivoでの組織内分布のα線の画像化が可能となっている。一方で、従来のオートラジオグラフィー技術によりRIの分布を画像化することもできる。したがって両方の手法を用いてa線放出核種を定量化することで、アルファカメラおよびオートラジオグラフィーで得られた画像の比較が可能となる。

 本研究では、a線放出核種標識化合物の正常組織、腫瘍組織内の局在性について、新規イメージング技術であるアルファカメラ法と従来からのオートラジオグラフィー法で得られた画像を比較し、両者の結果が組織内の線量分布に与える影響を評価した。

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© 2021 公益社団法人 日本アイソトープ協会
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