東京慈恵会医科大学 神経内科
2010 年 30 巻 3 号 p. 407-412
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嚥下障害は脳梗塞急性期の20~50%に認められる。嚥下障害を呈した症例の一部は窒息や嚥下性肺炎で不幸な転帰を辿ったり,経管栄養の継続を必要としたりするが,その多くは改善する。嚥下造影検査等で嚥下障害を経時的に評価することは治療の上で有効だが,病巣部位による嚥下障害の予測が可能であれば,それは大きな意味を持つ。本稿ではテント上,テント下における嚥下の機能解剖を概説し,また脳梗塞の病巣部位と嚥下障害との関連について文献的検討を行う。
失語症研究
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