北海道大学大学院保健科学研究院
2021 年 41 巻 3 号 p. 253-259
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失語をみる視点は, 画像診断の発達, 認知神経心理学の発展, 脳血管障害の治療法の進歩, 患者の高齢化などにより, 古典的失語症候群の考え方から, 要素的言語症候の視点でみるように変化してきた。 そして, 進行性失語の概念がコンセンサスを得るようになり, 脳血管障害による失語症候群との相違も注目されるようになった。また, 「診断基準」が提起されたことにより, その妥当性の検証や適切な検査は何かという議論まで展開するようになった。今日, エラータイプで評価する, 新しい言語検査も考案されている。
失語症研究
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